糖尿病になる原因とは?

昨今では、子どもでもみられるという糖尿病は、進行すると様々な生命にかかわる合併症を引き起こす怖い病気です。
ですから、糖尿病はできる限り未然に防ぐ必要があります。
そのためには、糖尿病の原因を知り、その要因を取り除くことが重要となってきます。
糖尿病とは、血液中を流れるブドウ糖の量が多い状態、つまり、血糖値が高い状態が常時続いている状態です。
一般的な血糖値は、食後一気に上昇し、その後は糖分が分解されてエネルギーに代謝されるため、徐々に血糖値が下がるのが普通ですが、糖尿病の場合には血糖値が高い状態が継続します。
その原因は、ブドウ糖を体内で分解するインスリンにあるのです。
インスリンが元々ほとんど分解されない体質であったり、病気など何らかの事情によりインスリンの分泌量が低下していたり、インスリンが分泌されてもインスリンの機能が低下していて正常に糖分を分解しきれなかったりといった理由で、体内に吸収した食物のブドウ糖を分解しきれず、血液中に糖分が余ってしまう状態になります。
糖尿病にも遺伝的要因が大きく絡んでおり、糖尿病になりやすい体質の方がいるのも事実です。
ですが、遺伝的要素だけで糖尿病になる方はほとんどおらず、後天的要因によって糖尿病を発症する方が糖尿病患者の大半を占めています。
暴飲暴食によって糖分を分解しきれなかったり、運動不足やストレスで肥満になったりといった生活習慣が大きく関わっている病気なのです。